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投稿者: 管理者

【雨が降る時、その周りの大気は温められるか冷やされるか】


フィリピン東海上ではよく台風が発生する。

空気が上昇しやすい場が出来ているのもその要因の一つ。

しかし、同じ緯度でもなぜフィリピン東海上に集中するのだろうか?


夏になると太陽光でユーラシア大陸が温められ、大陸はその上の空気を温めて上昇流が発生する。

上昇してしまった空気のぶんは海の上の空気が流れ込んで補填する。

ここに地球の自転の力(コリオリ力)が加わり、インド洋の上の空気はまっすぐ北に進まず北東方向に曲がって吹く…これがインドモンスーン。

ちょうどフィリピンに暖湿気流が吹き込む流れになる。



そんなわけでフィリピンは平均すると夏のあいだ1日12mm程度の雨が降る。

空気中の水蒸気(気体)が凝結する(つまり雨に変わる)と、水(雨)を気体(水蒸気)に変換させた時の熱が逆に戻って来て周りの空気を温める。


計算)12mm/dayの雨₌12kg/day/m²。

ここで水蒸気1kgが凝結する時に発生する熱は2.5×10⁶J。

Jはジュール。

12kgの水蒸気なら12×2.5×10⁶₌3×10⁷J/day/m²…a。

ここで大気を1℃温める熱容量は10⁷J/℃/m²…bなので、a÷b₌3℃。


フィリピンは夏場1日3℃づつ気温が周りより更に高くなって、ここにだけ上昇流の場が形成される仕組み。

温められて上昇した空気は上空で冷やされるので地面付近の我々にはぴんと来ないが、この上昇流が台風の元となったり、はたまた上昇しきった気塊が今度は下降して太平洋高気圧を強める働きもする。

アジアの大気駆動の基本なのだ。





TBSアナウンサーで、唯一気象予報士の資格を持ちサーフィン命で湘南に移住、TBS屈指の遠距離通勤者。
低気圧の位置で自分の予定を決めるくらい、天気とサーフィンのことしか考えていない。
海でお目にかかったら波の事聞いてください!



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